2023年1月10日火曜日

令和4年度3学期始業式あいさつ

 R5.1.10(火)

皆さん、明けましておめでとうございます。

令和5年、新しい年が始まりました。


うさぎどしは、草木が土を割って芽吹き、やがて地面を覆い茂って勢いをましていく年だそうです。これまでの我慢や努力が大きく報われる年になってほしいと思います。

皆さんも、今年は特に、結果を信じて努力できる年にしてください。


さて、3学期がスタートしました。


いつも同じ話から始まりますが、大切なことなので言わせてください。

まだまだコロナウイルス感染症は私たちの身近にあります。

インフルエンザも流行の兆しがあります。


今までどおり、健康観察、換気、マスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスなど、基本的な対策を続けていきましょう。そして、工夫して学校行事をやっていきましょう。


今、学校の正面玄関に、門松が飾ってあります。


門松には、一年中葉が落ちない松や生長が早く生命力の強い竹など、新年にふさわしい植物が入っています。


「竹には、フシがある。(ここの部分です。)そのフシがあるからこそ、竹は雪にも負けない強さを持つのだ。」


という言葉があります。


私たちの生活の中にも、「節」、「節目」があります。

学校生活でいえば、今日の始業式も「節」、「節目」です。


今日の1月10日は、ただ昨日に続く今日ではなくて、新たな始まりとして、今日の始業式の日ととらえてください。


まずは、「なりたい自分」をもう一度確認して、そのためには何をすべきか考えた上で、3学期を始めてください。


竹は、「節目」では生長が遅くなりますが、節ができあがると、ぐんぐん伸びるそうです。


私たちも、実は成長がとまっているように見えたりゆっくりしているように目に見えているときも、重要な時期です。


3学期は大きな学校行事も少なく、短い学期です。

2学期のように大きな学校行事による達成感は得られません。しかし、じっくりと「なりたい自分」について考え、計画を立てて地道に進んでいってください。


それが、3年生にとっても、1・2年生にとっても、4月からの大きな飛躍につながるはずです。節目を大切に結果を信じて成長をしていきましょう。

そして、これからの困難に立ち向かっていける竹のような強さと柔軟さを身につけてほしいと思います。


『10の学習者像』の中で、複雑な問題を分析し、より良い自分になるために、なぜなのか、どうしたらよいかを「考える人」を目指してください。


この3学期は、「考える人」を意識し、「なりたい自分」に向けて、力をつけていく皆さんを応援できたらと考えています。


そして、4月から始まる新しい年に向けて、力を貯める時期にしましょう。


校長 小野雅子


補足:(※)『10の学習者像』とは、「高梁未来学」を核とした教科横断的な学びのスタンダードとして、意識していることです。